ブログの古い記事の削除はSEO的に大丈夫?削除基準も解説|SEOのお悩み解決ブログ
こんにちは。正しいサイト構築&SEOアドバイザーの田村です。
あなたは今、このようなことで悩んでいませんか?
- 記事を削除してもSEOに悪影響はない?
- SEO的には不要な記事を削除した方が良いの?
- 圏外の記事は削除すべき?
- アクセスが少ない記事は削除したほうが良い?
- どんな基準で記事を削除すれば良いの?
そこで本記事では、上記のお悩みを解決し、どのような判断基準でブログの記事を削除すれば良いのかについて解説していきます。
最後まで読んでいただくと、どの記事を削除すれば良いのかで迷わなくなります。
また、合わせて動画も参考にしていただければと思います。
ブログで記事を削除してもSEO的に問題なし
結論を言うと、ブログ記事を削除しても、SEOに悪い影響はありません。
しかし、削除する上で注意すべきことがあります。
そのことについては、後ほどお伝えします。
質の低い記事は削除した方が良い
むしろ、質の低い記事は削除することを推奨します。
なぜなら、質の低い記事があるとブログ全体の評価が下がる恐れがあるからです。
さらに、質の低い記事の量が増えてくると、その分マイナスポイントが増すので、どんどん評価を下げられる可能性があります。
私の経験を言うとブログを始めた当初の記事は、学んだことをまとめて書く、といった日記みたいな記事を書いていました。
50記事ほどです。
その後、記事の質を意識した記事作成に切り替えました。
しかし、100記事に到達しても、検索エンジンからのアクセスが思うように増えなかったのです。
そこで、質の低い昔の記事、50記事ほどを少しずつ削除した結果、検索エンジンからのアクセスが少しずつ増えてきました。
また私個人のブログに限らず、クライアントさんのブログも戦略を立てた上で、質の低い記事を数十記事も削除したところ、アクセスが徐々に伸びるようになったのです。
これらの経験からも、質の低い記事はサイト全体に悪影響を及ぼす可能性が高いので、削除したほうが良い、ということが言えます。
質の低い記事とは
では、どのような記事が質の低い記事かというと、「ユーザーの検索意図を満たせていない記事」です。
検索意図とは、ユーザーが検索する目的のことです。
例えば、ユーザーが「ブログ 記事 書き方」で検索したとします。
「ブログ 記事 書き方」の検索意図は、『ブログで成果が出る記事の書き方を知りたい』などのことが考えられるので、その意図を満たすように記事を書くということです。
そして、ユーザーが満足することができたら、質の良い記事と言えるというわけですね。
実際に、何かのキーワードで検索していただければわかりますが、上位サイトを見てみると、質の低い記事はほとんどないと言ってよいでしょう。
ですので、検索エンジンの評価を上げるためにも、質の低い記事は削除したほうが良いです。
とはいえ、ご自身で質の低い記事を判断するのが難しいこともあるでしょう。
記事を削除する時の判断基準
記事を削除する場合は、あなたのブログに必要かどうかで判断することを強く推奨しています。
というのも、必要であればわざわざ削除することなく、リライトで記事の質を高めることができるからです。
また、良質な記事が多いと、ブログ全体の評価アップにつながります。
例えば、以前、本サイトは「SEO」だけではなく、「メルマガ」などのジャンルを扱っていました。
しかし、アクセスがほとんどなく「SEO」に特化させたい、つまり、他のジャンルは不要と判断したため、他ジャンルの記事を全て削除しました。
その結果、上位表示の記事が増えるようになり、アクセスも徐々に増加したわけです。
ですので、基本的には次のような基準での削除はおすすめしません。
- ○○カ月以内に順位が上がらない、またはアクセスが増えない場合
- 検索順位が低い、もしくは圏外である場合
- アクセスが少ない、もしくは全くない場合
例えば、検索順位が低ければ、記事の質を高めることで順位アップできます。
また、アクセスが少ないとしても、内部リンクをつなげることで、アクセスを誘導することが可能です。
内部リンクを貼る際のコツについては『内部リンクの数が多すぎるとSEOに悪影響?いくつが理想か』の記事内で5つご紹介していますので、チェックしていただければと思います。
このように改善や工夫をすることで、削除しなくても済むわけです。
しかし、改善や工夫をしてまで残しておく必要がない、つまり、不要であるならば削除すると良いでしょう。
記事削除に関する注意点
記事を削除する際に注意てしてほしいことが3つあります。
- 古い記事だからと言って、すぐに削除しない
- 記事数が少なければ、削除しないほうが良い
- 一気に削除しない
では、一つずつ解説します。
古い記事だからと言って、すぐに削除しない
古い記事を削除しようとする前に、まずはアクセスがどのくらいかを確認した方が良いです。
もしアクセスが集まっているのであれば、削除する必要はありません。
アクセスがあるということはユーザーにニーズのある記事と言えます。
詳しくは後述しますが、記事を改善することで検索順位が上がり、さらにアクセスを集めることが可能です。
一方で、アクセスがないのであれば、記事を削除しても良いでしょう。
記事数が少なければ、削除しないほうが良い
検索エンジンに評価されるためには記事の「質」だけでなく、ある一定の「量」も必要です。
そして、良質な記事が多いほどブログ全体の評価が上がりやすい傾向にあります。
私のブログの記事数は66記事で、以下の画像のように、順位が65位も大幅に上昇したり、圏外から一気に45位まで上がったりなど、順位アップや上位表示される記事が増えました。(2021年3月31日時点)
このような結果を得られるようになったのも戦略を立て、ロングテールキーワードを攻めてきたからです。
私含め、クライアントさんも上手くいっているブログ戦略については『ロングテールキーワードの探し方3選と成功させるコツを解説』という記事を参考にしていただければと思います。
ですので、初心者の場合、30記事以下であれば記事を削除しない方が良いでしょう。
一気に削除しない
削除するならまとめて削除したくなりますが、一気に何十もの記事を削除するのは危険です。
なぜかというと、一気に削除することで「404エラー」が多発してしまい、Googleペナルティを受ける恐れがあるからです。
404エラーとは、リンクをクリックしたけど、リンク先のページが存在していない時に出るエラーメッセージです。
これは検索エンジンだけでなく、ユーザーにとっても良くありません。
もし、ご自身がリンクをクリックしてページが存在していなかった場合、イラっとしたり、不安や不快に感じてしまいますよね。
そのようなリスクを避けるために、長い期間をかけて少しずつ削除していくのが得策です。
私は半年ほどかけて、約50記事を削除しました。
その結果、ペナルティは受けませんでした。
ブログ記事を削除する手順
ブログ記事を削除する際の手順をお伝えします。
- ブログ上から削除したい記事を削除する
- 検索結果上から記事が消えるのを待つ
それでは、一つずつ詳しく解説します。
ブログ上から削除したい記事を削除する
ワードプレスでブログを作っているなら、まずはワードプレスを開きましょう。
ブログ上から削除したい記事を削除してください。
「非公開」の設定だと、ブログに訪れたユーザーからは見ることができませんが、削除したことにはなっていません。
「削除」、もしくは「下書きに戻す」ことで、ブログ上から記事が消えます。
検索結果上から記事が消えるのを待つ
ブログ上から記事を削除しても、検索エンジン上にはまだ記事が残っています。
ブログ記事がインデックスされている状態です。
インデックスを削除する必要がありますが、時間が経てば自然と検索結果上からもブログ記事が削除されますので、自ら何かをする必要はありません。
また、ブログ記事の削除が一気に行われると、サーチコンソールから「404エラー(見つかりません)」に関する通知が届く場合があります。
その場合も、時間が経てば検索エンジンがインデックス削除を行なってくれるので、慌てる必要はありません。
これまで、質の低い記事は削除しようということをお伝えしてきました。
しかし実を言うと、削除が全てではありません。
そこで、他の対処法についても解説したいと思います。
削除が全てではない
低品質な記事なら削除するべきと述べましたが、削除することだけが良い、というわけでもありません。
時間をかけて記事を作成しているわけなので、削除すると無意味なものとなります。
そのため、記事を削除したくない、と思う人もいると思います。
ですので、削除しなくても良い方法もご紹介します。
記事のメンテナンスをして質を高める
「削除」以外で考えられるのが、まず記事のメンテナンス(リライト)です。
質を高めるメンテナンスをするには、上位サイトをチェックし、検索意図を考え、ユーザーが満足する記事を目指します。
上位表示を狙う検索意図についての詳しい解説は『初心者もできる!ブログの検索意図の調べ方と考え方3つのコツ』の記事をご覧ください。
メンテナンスする時は、一気に修正をするのではなく、少しずつ修正したほうが良いです。
そうすることで、検索順位がさらに下がってしまった場合、何が原因で下がってしまったのか、原因を特定することが簡単になります。
「noindex」して記事を残す
noindexとはインデックスさせないこと、つまり、検索エンジンの評価を避けることができます。
ですので、低品質な記事だとしても、サイト全体に悪影響を及ぼす心配はありません。
例えば、検索流入からの訪問者はいないけど、内部リンクからの流入があるなら、逆に、削除するのは得策ではないので、「noindex」にすることが得策だと言えます。
また、思い出のある記事で削除したくないのであれば「noindex」が役立ちます。
時間や労力をかけて記事を書いているわけなので、できることなら削除はしたくないですよね。
では次に、評価される記事の書き方について解説します。
一つ一つの記事に対してベストを尽くそう!
今の検索エンジンは、記事の「質」を重視し、良質な記事が積み重なっていくことで、サイト全体の評価が上がり、一つ一つの記事の順位も上がりやすくなっていきます。
さらに言うと、今の時代はすでに良質な記事は山のようにあふれているので、それらを上回る上質な記事を書く必要があります。
その結果、上位表示の維持やアクセスアップにつながるのです。
上質な記事を作るには、独自性のある記事を書くなどが挙げられます。
上質な記事を作ることができれば、そもそも低品質な記事は生まれないので、一つ一つの記事に対して、ベストを尽くしていきましょう。
最後に
本記事では、ブログの記事を削除することによるSEOの影響や、記事を削除する判断基準について解説しました。
結論を言うと、記事を削除してもSEO的に問題はありません。
質の悪い記事は削除することを推奨します。
ブログの評価が上がりやすくなり、一つ一つの記事の評価も上がり、上位表示しやすくなります。
とはいえ、削除だけが全てではありません。
「noindex」や「リライト」という選択肢も頭に入れておきましょう。
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