リンク切れはSEOにマイナス評価?チェックツールも4つご紹介

こんにちは。正しいサイト構築&SEOアドバイザーの田村です。
あなたは今、このようなことで悩んでいませんか?
- リンク切れはSEOに悪影響なの?
- リンク切れをチェックできるツールを知りたい
- 1記事1記事リンク切れを確認するのは大変・・・
そこで本記事ではリンク切れとSEOの関係について解説しました。
そして、リンク切れはユーザーを不快にさせてしまう恐れもあるので、早めに対処できるようツールもご紹介しています。
また、動画もご用意いたしましたので、合わせて参考にしていただければと思います。
リンク切れによるSEOの影響

まず結論から言うと、リンク切れがあった場合、間接的にSEOに悪影響を及ぼす可能性があります。
なので、上位表示していたとしてもリンク切れを放置することで、検索順位を落としてしまうリスクがあるのです。
例えば、記事数が50記事、100記事と増えてくると、不要な記事を削除することもあるでしょう。
その際にリンク切れを起こしてしまい、気づかぬまま放置してしまうということが起こり得ます。
ですから注意が必要です。
では次に「間接的な」と表現した理由についてお伝えします。
リンク切れによって起こる2つの問題

リンク切れが間接的にSEOに悪影響を与えるだろうと考えるのは、次の2つの問題が起こるからです。
- ユーザビリティが低下する
- クローラーの巡回が止まる
では一つずつ解説していきます。
ユーザービリティが低下する
ユーザビリティとは、使いやすさ・便利さのことです。
どういうことかと言うと、リンク切れが起きてしまうと、エラーページが表示され、ユーザーは「このサイトは信用できるサイトなのか」と、不信感を抱いてしまうからです。
あなたもクリックしたURLがリンク切れで「ページがありません」などのように表示されたら、そのサイトを不審に思い、他のサイトへ移ろうと思うのではないでしょうか。
その結果、検索エンジンに「このサイトにはユーザーが求めている情報が書かれていない」と判断され、検索順位が下落につながってしまう可能性があるというわけです。
クローラーの巡回が止まる
クローラーとはサイトの情報を収集するプログラムのことです。
クローラーはリンクをたどってサイトの隅々の情報を取得します。
集めた情報は検索エンジンのデータベースにインデックス(登録)され、サイトが評価されます。
なので、リンク切れがあることで、クローラーの巡回が止まり、隅々まで情報を取得できなくなってしまいます。
その結果、評価の低下につながり、検索順位を落とす可能性があるというわけです。
これらの問題を引き起こさないためにも、リンク切れ対策をすることが大切です。
そこで、リンク切れチェックツールをご紹介します。
リンク切れチェックツール4つ

ではリンク切れチェックツールを4つご紹介します。
- Screaming Frog SEO Spider
- リンクチェッカー
- Search Console
- Broken Link Checker
では一つずつ説明していきます。
Screaming Frog SEO Spider
Screaming Frog SEO Spiderは500URLまでであれば、無料で使用できるツールです。
リンク切れだけでなく、hタグや重複ページの情報などを抽出することができます。
その都度、手動でチェックが必要です。
リンクチェッカー
リンクチェッカーもまた無料で使えるツールです。
使い方は簡単で、リンク切れをチェックしたいページのURLを入力して、「チェック」ボタンをクリックするだけです。
内部リンクをたどるので、サイト全体のリンク切れを確認することができます。
しかし、記事数が多いと、終了するまでに時間がかかってしまいます。
Search Console
Googleが無料で提供しているSearch Consoleでもリンク切れを確認できます。
その場合、左メニュー「インデックス」項目にある「カバレッジ」の「エラー」に『送信されたURLはソフト404エラーのようです』と表示されます。
404エラーとは、要するに、エラーページのことです。
Broken Link Checker
「Broken Link Checker」はWordPressで使えるプラグインです。
記事内のリンク切れを自動でチェックし、もしリンク切れがあった場合はメールで通知が届きますのでご自身で全てのページを確認する必要はありません。
また、WordPressのダッシュボードにある「ツール」>「リンクエラー」でもリンク切れの確認が可能です。
では「Broken Link Checker」のインストールから設定方法まで順に説明していきます。
まずダッシュボードより「プラグイン」>「新規追加」を選択。

次にキーワード検索窓に「Broken Link Checker」を入力します。

私の場合、すでに「有効」になっていますが初めての方は「今すぐインストール」>「有効化」を選択。
これでプラグインが利用可能となりました。
では次に各自の設定を順に説明していきます。
ダッシュボードの「設定」>「リンクチェッカー」を選択し、編集画面を開きます。

【一般設定】

「一般設定」は上の画像のように設定すれば良いです。
ではそれぞれの項目について説明します。
『各リンクをチェック』。
これは、何時間ごとにリンク切れをチェックするかを設定するところです。
デフォルトでは72時間ですがお好みで構いません。
『メールで通知』『通知メールアドレス』。
もしリンク切れがあった場合に通知を希望するかを決めます。
早く気づくためにもチェックを入れてく方が良いです。
「通知メールアドレス」欄に入力されなかった場合は、サイトの管理者宛てにメールが届きます。
『リンクの調整』。
リンク切れが発見された場合、どのような見た目にするかを決めます。
デフォルトでは、取り消し線が表示されますが、違う表示にしたい場合は、「CSSの編集」よりご自身で設定することができます。
特にこだわりがなければデフォルトで十分です。
『提案』。
チェックを入れる必要はないでしょう。
『警告』。
チェックを入れておくことを推奨します。
設定が決まったら「変更を保存」をクリックします。
【含まれるリンクを探す】

サイト内でどこのリンク切れをチェックするかを決めます。
以下のように設定すれば問題ないでしょう。
『含まれるリンクを探す』。
「コメント」「固定ページ」「投稿」にチェックが入っていれば十分です。
『投稿のステータス』。
「公開済み」にチェックを入れます。
設定が決まったら「変更を保存」をクリック。
【チェックするリンクの種類】

記事に貼り付けたYouTube動画などの動画のリンク切れ(公開停止)に関しても設定可能です。
動画に関しては、いろいろと種類があるのでご自身が利用しているところにチェックを入れると良いでしょう。
私は「HTMLリンク」「HTML画像」「埋め込まれたYouTubeの動画」にチェックを入れています。
設定が決まったら「変更を保存」をクリック。
【プロトコル&API】

リンク切れのチェックに利用するAPIを設定します。
デフォルトのままで大丈夫です。
設定が決まったら、「変更を保存」をクリック。
【高度な設定】


よくわからなければ、特に設定を変える必要はないです。
リンク切れが発見されたら、通知が来ます。
記事内などで、リンク切れが見つかると、ワードプレスのダッシュボードに通知が表示されます。
その通知をクリックするとリンク切れの確認、編集画面に移行します。
設定が決まったら、「変更を保存」をクリック。
【リンク切れの確認と編集】

このように「警告」の件数が表示され、リンク切れのURLが表示されます。
表示されたURLをクリックすると以下の処理が可能となります。
- URLを編集
- リンクの解除
- リンクエラーでない
- 無視
- 再確認
どれか一つを選択し「変更を保存」をクリック。
リンク切れの原因をあらかじめ知っておくと速やかに対処しやすいです。
では次にリンク切れの原因を2つご紹介します。
リンク切れが起こる2つの原因

リンク切れが起こる原因は2つ考えられます。
- リンクを貼り間違える
- リンク先のページが削除される
それでは一つずつ説明していきます。
リンクを貼り間違える
例えば、URLをコピーする際に1文字欠けた状態で貼りつけてしまうことなどが挙げられます。
当然、正しいリンクではないのでリンク切れを起こしてしまいます。
なので、URLを入力する時やコピペする時は、リンクの貼り付けミスが起こらないよう十分に気を付けましょう。
リンク先のページが削除される
リンクを貼りつけた時は有効なリンクだったのが、しばらくして、リンク先のページが何らかの理由で削除され、その結果、リンク切れが起きてしまう場合があります。
例えば、アフィリエイトリンクを貼っていて、その案件が終わったことで、リンク切れが起こってしまうケースです。
何かご連絡があれば良いのですが、一言も無しにリンク先が切れてしまうこともあるので注意しなければいけません。
リンク切れ以外の対策もしよう

ここまでリンク切れによるSEOの影響について解説しましたが、リンク切れだけに注意すれば良いというわけではありません。
上位表示の可能性を高めるためには、SEOに効果がありそうな施策は全て実践すべきです。
そこで『WordPressでやるべきSEO対策を初心者向けに徹底解説』という記事がありますので、一度目を通して、できていない対策を全て実践していただければと思います。
また2020年以降はSEO対策さえすれば良いという時代ではなくなってきました。
加えて、コアウェブバイタルなどのユーザーエクスペリエンス、つまり、ユーザーを意識したサイト運営が大切です。
そこで『コアウェブバイタルの計測ツール4選!初心者もできる改善方法を解説』という記事がありますので、サイトの評価を高めるためにぜひ改善を試みていただきたいと思います。
ですから、SEO対策をしつつユーザーのこともきちんと考えましょう。
最後に
本記事では、大きく分けると以下のことについて解説しました。
- リンク切れによるSEOの影響
- リンク切れによって起こる2つの問題
- リンク切れチェックツール4つ
- リンク切れが起こる2つの原因
- リンク切れ以外の対策もしよう
リンク切れはSEOに悪影響である可能性があります。
なので、もしリンク切れを発見した場合は早急に対処しましょう。
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