コアウェブバイタルの計測ツール4選!初心者もできる改善方法を解説

こんにちは。正しいサイト構築&SEOアドバイザーの田村です。
あなたは今、このようなことで悩んでいませんか?
- コアウェブバイタルを計測できるツールを知りたい
- コアウェブバイタルのスコアを計測したい
- コアウェブバイタルの改善方法を知りたい
コアウェブバイタルはランキング要因になります。
なので、悪い部分を改善しないと順位に悪影響を及ぼします。
そこで本記事では、コアウェブバイタルの計測ツールを4つご紹介し、あなたのサイトの現状を把握していただきたいと思います。
そして、コアウェブバイタルのスコアを少しでも高めるための改善方法もお伝えしていきます。
コアウェブバイタルの計測ツール4選

コアウェブバイタルの計測ツールを4つご紹介します。
- Search Console(サーチコンソール)
- PageSpeed Insight(ページスピード インサイト)
- Lighthouse(ライトハウス)
- Web Vitals(ウェブ バイタル)
では一つずつ説明していきます。
Search Console(サーチコンソール)
Search ConsoleはGoogleが無料で提供しているツールです。
使い方の手順は次のとおりです。
- Search Consoleにログインする
- 左メニュバー「エクスペリエンス」の「ウェブに関する主な指標」を選択
- モバイル、PCそれぞれのレポートを開く
- 各項目「不良」「改善が必要なURL」「良好」を確認
もしかしたら、データ不足が原因で計測できていない場合があります。
その場合「PageSpeed Insightsで試す」と表示されているでしょう。
PageSpeed Insights(ページスピード インサイト)
PageSpeed Insightsもまた無料で使えます。
このツールは数値で評価されます。
「0~49」が「改善すべき」、「50~89」が「改善した方が良い」、「90~100」は「良好」といった具合です。(※個人的な解釈です。)
初心者にとって使いやすいツールです。
Lighthouse(ライトハウス)
LighthouseはChromeの拡張機能として無料で使用可能です。
全て英語で書かれているので英語がわかる方、かつ中・上級者向けのツールです。
評価に関するガイドラインがありますので参考にしながら改善してください。
Web Vitals(ウェブ バイタル)
Web Vitalsもまたchromeの拡張機能より利用できます。
こちらのツールはコアウェブバイタルの3つの指標「LCP」「FID」「CLS」の測定結果がリアルタイムでわかるだけです。
なので、具体的な改善ポイントがわからないので、中・上級者向けのツールと言えます。
コアウェブバイタルによるランキングへの影響とは

コアウェブバイタルはランキング要素になるわけですが、どのくらい影響を与えるのか気になると思います。
Googleウェブマスター向け公式ブログでは、次のように書かれています。
ページエクスペリエンスの構成要素はすべて重要ですが、ランキングでは、ページエクスペリエンスの一部の要素が平均以下であっても、総合的に優れた情報を含むページが優先されます。優れたページエクスペリエンスが関連性の高いコンテンツに勝てることはありません。しかし、同様のコンテンツを含むページが複数ある場合は、ページエクスペリエンスが検索ランキングで非常に重要になります。
引用:ウェブマスター向け公式ブログ「より快適なウェブの実現に向けたページエクスペリエンスの評価」(一部抜粋)
上記の文章より、コアウェブバイタルは確かに重要ですが、一番に考えるべきことはコンテンツのようです。
なので、コアウェブバイタルだけ優れていたとしてもダメということです。
とはいえ、できるだけコアウェブバイタルを改善し、少しでも高い評価を得られるようにしておきましょう。
コアウェブバイタルの改善方法



コアウェブバイタルを改善したい場合、PageSpeed Insghts を利用すると、上の画像のように「改善できる項目」が表示されます。
そして、各項目をクリックすると改善方法を知ることができます。
しかし、技術的なことなのでプログラマーのような専門知識がないと厳しいかもしれません。
だからといって、苦手な人が何もできないかというと、そうではありません。
プラグインを導入することで、少しでも改善できる可能性があります。
ただし、あなたが使用中のテーマ(テンプレート)に備わっている機能と、ご紹介するプラグイン機能が被っていないかを確認してください。
また同じ機能のプラグインをすでに使用していないかどうかもご確認ください。
ご紹介するプラグインは次の3つです。
- WP Fastest Cache
- Autoptimize
- EWWW Image Optimizer
WP Fastest Cache はキャッシュ改善に役立ちます。
Autoptimize はCSSやJSを最適化することができます。
EWWW Image Optimizer は画像圧縮や最適化が可能です。
私自身もこれた3つのプラグインを導入することで、上の画像のとおり、モバイルのスコアは「96」、パソコンのスコアは「99」まで改善することができました。
ただし、一つだけ注意することがあります。
プラグインを活用しすぎると、逆に読み込み速度を落とす原因となってしまうので、使いすぎには気をつけてください。
また「I LOVE IMG」のようなサイトで画像の縮小や圧縮を手動でやることも一つの方法です。
コアウェブバイタルはいつから導入されるのか

コアウェブバイタルは2021年5月に導入予定でしたが、6月中旬から始まることになりました。
そして、8月末までゆっくりと時間をかけてアップデートするそうです。
このことについては、Google検索セントラルブログで公表されています。
できるところから少しずつ改善していきましょう。
補足:コアウェブバイタルとは

コアウェブバイタルとは、ユーザー体験を向上するための指標です。
つまり、ユーザーにとって見やすい・使いやすいなどのように、ユーザーの利便性を考えたサイトにしようというものです。
この指標は3つの要素を元に評価します。
それぞれの要素ついては次の項目で詳しく説明しますね。
コアウェブバイタルについて、Google検索セントラルでは次のように書かれています。
ウェブに関する主な指標は、ユーザーエクスペリエンスの主要な側面を定量化した、ユーザー重視の現実的な指標のセットです。具体的には、読み込み時間、インタラクティブ性、読み込み時のコンテンツの安定性など、ウェブのユーザビリティの側面を測定します(たとえば、ボタンが指の下で移動すると、ユーザーは誤ってボタンをタップしてしまい、イライラします)。
引用元:「より快適なウェブの実現に向けたページエクスペリエンスの評価」
補足:コアウェブバイタルの重要な3つの指標

コアウェブバイタルの3つの指標は次のとおりです。
- LCP(Largest Contentful Paint)
- FID(First Input Delay)
- CLS(Cumulative Layout Shift)
では一つずつ説明していきます。
LCP(Largest Contentful Paint)
LCPとは表示速度に関する指標です。
つまり、読み込み速度を速くしようというものです。
例えば、記事内にある画像や動画がなかなか表示されないことなどが挙げられます。
Google Developers Japanでは、次のように説明しています。
Largest Contentful Paint は、ユーザーがページで最も有意義なコンテンツをどのくらい早く見ることができるかを表します。感覚的な読み込みスピードを測定し、ページ読み込みタイムラインにおいてページの主要コンテンツが読みこまれたと思われるタイミングを指します。
引用元:「Web Vitals の概要:サイトの健全性を示す重要指標」
LCPで高評価を得るためには2.5秒未満を目指しましょう。
FID(First Input Delay)
FIDは反応速度に関する指標です。
つまり、反応を速くしようというものです。
例えば、リンクをクリックした際、少し遅れてから読み込みが始まることなどが挙げられます。
Google Developers Japanでは、次のように説明しています。
First Input Delay は、最初の入力までの遅延を表します。応答性を測定して、ユーザーが最初にページを操作しようとする場合に感じるエクスペリエンスを定量化します。
引用元:「Web Vitals の概要:サイトの健全性を示す重要指標」
FIDで高評価を得るためには100ミリ秒未満を目指しましょう。
CLS(Cumulative Layout Shift)
CLSとはページの安定性に関する指標です。
つまり、レイアウトのずれをなくそうというものです。
例えば、あるリンクをクリックしようとしたら、ずれてきた広告をクリックしてしまったことなどが挙げられます。
Google Developers Japanでは、次のように説明しています。
Cumulative Layout Shift は、ページがどのくらい安定しているように感じられるかを表します。視覚的な安定性を測定し、表示されるページ コンテンツにおける予期しないレイアウトのずれの量を定量化します。
引用元:「Web Vitals の概要:サイトの健全性を示す重要指標」
ユーザーを意識したサイト運営をしよう

今の時代、上位表示を狙うならユーザーを意識してサイトを運営することが非常に重要です。
今回ランキング要因として導入されるコアウェブバイタルもユーザー体験を向上させるための要素です。
また他に気をつけることは、ユーザーを満足させる記事作成です。
そのためには、検索意図を丁寧に調べることがポイントです。
そしてSEO対策もまた、ユーザーのことを考えて実施しましょう。
最後に
本記事では大きく分けると、次のことについて解説しました。
- コアウェブバイタルの計測ツール4選
- コアウェブバイタルによるランキングへの影響とは
- コアウェブバイタルの改善方法
- コアウェブバイタルはいつから導入されるのか
- 補足:コアウェブバイタルとは
- 補足:コアウェブバイタルの重要な3つの指標
- ユーザーを意識したサイト運営をしよう
定期的にコアウェブバイタルの計測ツールを活用し、ユーザーエクスペリエンスを向上させるために改善をおこなっていきましょう。
そうすれば、ユーザーの満足度も上がり、上位表示の可能性がより高まるはずです。
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